そば・生育状況


「そば」は種まきから収穫まで約75日・・・2009年度の生育状況をご紹介しています。
2008年の生育状況はこちら


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〜ほ場の耕運から播種〜


まずはほ場の整備から蕎麦栽培が始まります。トラクターで耕運し、鶏糞などの堆肥を撒きます。
一度耕運するだけでは不十分なので数回にわたってほ場を整備していきます。
  


↓こちらがトラクターが入る前   ↓一度耕運してもまだまだです。  ↓何度も耕運しきれいに整備   



蕎麦は比較的連作障害が起きにくいと言われています。
しかし、よりよい蕎麦を育てるためにかねさま蕎麦会では
2年ほどを目安として緑肥を播いて畑を休ませています。







標高約1000mの小松原ほ場では7月下旬が播種時期です。
種を播いたあとはトラクターで浅く耕運し土を被せます。






毎年この時期には埼玉県狭山市子ども会のみんなが種まき体験に来てくれます。そして09年は神奈川県の相模女子大の学生も体験に訪れてくれました。
しかしこの年は長雨のために育成に影響が出るなど天候に悩まされた年でした。

狭山市子ども会の体験ツアーの様子
相模女子大学の体験ツアーの様子


〜発芽から開花〜



通常、播種から4〜5日もすれば発芽し始めます。
「霧下そば」に代表されるように霧の中で育った蕎麦は美味しいと言われますが、これは霧の発生しやすい条件の土地は蕎麦の栽培に適しているからだそうです。





播種後、1週間から10日もすれば遠目でも分かるほどに成長します。蕎麦は乾燥には強いですが、湿気に弱いです。09年はこの時期にも長雨が続き初期生育にも影響しました。




 
蕎麦の成長はあっという間。ほ場に足を運ぶ度に成長の早さに驚かされます。09年は8月中旬頃になりようやく晴れ間が広がり始めましたが、やはり初期の長雨の影響か育成状況は昨年よりも芳しくありませんでした。









7月25日の播種から約1ヶ月後、8月26日にはご覧のように開花しました。
辺り一面が白い蕎麦の花で染められ、見事な白い絨毯となっています。この頃になると畑を飛び交う蜂の羽音が日増しに大きくなってきます。










こちらは霧の中のそばの花。真っ白な霧の中で真っ白な蕎麦の花が咲く幻想的な風景です。
小松原では頻繁に霧が発生するため、蕎麦が開花するこの時期になれば度々目にすることができます。

  


〜結実から収穫〜


9月の中旬頃になると白い絨毯も徐々に色褪せ、花が実を結び始めます。


09年は天候をはじめ、様々な要因の影響により、結実した実も昨年に比べ明らかに少ないことが一目瞭然。全国的にも蕎麦が不作だったようで北海道、東北地方なども軒並み減収となった年でした。

      





山々が紅葉し始める10月になれば蕎麦も茶色の実をたわわに実らせます。7月下旬の播種から2ヶ月と少し、10月3日から今年の収穫を開始しました。


今年は10月の収穫時期にも雨天の日が多く、年間を通して天候に悩まされました。機械トラブルや予期せぬ初雪など様々なこともありましたが、多くの会員の協力の下、無事に収穫作業も終了することができました。

     




刈り取った蕎麦の実はその場で篩にかけて茎などの大きなゴミを取り除きます。今年は夏に種まき体験に来てくれた相模女子大学の学生たちがこの収穫作業にも手伝いに来てくれました。

収穫作業の様子



〜乾燥から仕上げ〜



収穫し、篩にかけた蕎麦の実。次はこれを乾燥させます。乾燥は機械を使用しゆっくりと時間をかけて乾燥させていきます。

      



乾燥が終わったものは再び袋に詰めて運び出し
また収穫されたそばを運び入れ・・・・の繰り返し。
乾燥は蕎麦の味にも大きく影響する部分ですので
気は抜けません。






この乾燥させた蕎麦にはまだ細かいゴミなどが混じっているため、唐箕にかけて精選します。風でゴミを飛ばし、蕎麦の実(玄そば)だけを取り出す作業です。







これらの行程を経て出来るのがこちらの玄そばです。
こうして精製された玄そばは冬の間は倉庫に保管し、春から秋にかけては豪雪地・津南ならではの雪を利用した雪室にて保存します。この玄そばがいわゆる「そば」(そば切り)になるには、さらに脱皮・製紛・製麺などを行います。

玄そばからそば粉への行程




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NPO法人 かねさま蕎麦会
理事長 滝沢 元一郎


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